2026年の生誕記念作品のこと

マーチャーシュ・コルウィヌス生誕583年を記念して制作した個人誌(小説)です。

こういう本を作りました

印刷所と製本
  • 印刷所:株式会社RED TRAIN(OneBooks)
  • サイズ:A6(文庫)
  • 部数:1部ずつ
  • 本文ページ数:384/ 404
  • 本文用紙:淡クリームせんだい 55kg
  • 表紙用紙:紀州の色上質 最厚口
  • カバー用紙:コート(オーロラ) 110kg
  • オビ用紙:コート(オーロラ)110kg
  • PP加工:カバーにクリアPP加工
  • かかった費用:1,714円/ 1,784円(税込・送料別)

こういうお話です

15世紀中葉、伸張著しいオスマン帝国の脅威に直面するハンガリー王国。
王国の重鎮にして全キリスト教徒の希望の星たる軍指揮官を父に持つ少年は、みずからも華やかな武勲に憧れつつも、そんな父の人間的な弱さに反発を抱いている。
12歳年上の兄とは異なり、少年にはまだ鎧兜を身にまとい、父のそばで馬を駆って戦うことは許されない。彼に課せられた使命は、父の政敵たる貴族の一人娘と婚約し、未来の花婿という名の人質となって、隣国ボヘミアの都プラハへと赴くことだ。
過酷な宗教戦争の傷跡も生々しいかつての帝都にて、少年は孤独な青年王との運命的な出会いを果たす。のちにみずからが聖なる王冠を頭上に戴くことなど知るよしもなく……。

こういうコンセプトで執筆しました

  • いつか書きたいと思っていた、マーチャーシュ王の少年時代を題材にした長編シリーズもの。全7巻か8巻になる予定。
  • 少年の苦悩や変化を描くという意味で、広義の児童文学作品を意識した。

感想・反省点など

  • 例によって、プロットから最終的な文字数を予測できなかった。1冊にまとまるはずのものを分冊としたために当初想定したとおりの章立てではなくなってしまったのが不満。
  • 登場人物の多くは過去作「鴉は虚ろの空に」と共通しているものの、大きく役柄の異なる人物についてはキャラクターとしての造形も変えた。なかなかおもしろい試み。
  • 今回も執筆はNolaにておこなっていたが、途中で使い勝手に不満を感じ、結局元のテキストエディタに戻した。自分に適したツールを再認識できたという点では意味があったと思う。